2019年の年間登録車販売台数で1位となった、トヨタの「プリウス」が話題になっているようです。
2020年に入りその登録者数が減少してきているようなのですが。
この記事では、プリウス低迷理由についてまとめていきます。
プリウス 低迷理由その要因に考えられることは?
プリウス(車)
トヨタ自動車
累計出荷台数 1,100万台以上(2020.2)
日本初の量産型ハイブリッド車
現在のモデルが4代目
電気自動車タイプもあり
プリウスはラテン語で 〜に先駆けて
静かすぎて後ろ走ってても気付かない
ホントに静かで怖い#プリウス #トヨタ自動車 https://t.co/vJZt7rgJAt pic.twitter.com/BmfeiqP76B— ちゃまっく (@39sorajiro) February 9, 2020
初めて販売されてから常に人気のあるプリウス。街中でもほぼ毎日目にする車ではありますが、2020年に入りその人気が低迷しているという結果が出ました。
プリウスが低迷してきている理由とはどんなことが挙げられるのでしょうか。
2018年は日産の「ノート」に年間登録車販売台数1位を奪われてしまいましたが、翌2019年には、デザイン変更や安全装備を強化した結果その座を奪取し、人気車としての座に返り咲きました。
ですが、2020年1月では7位と出遅れています。
2020年1月の販売台数では、
1位トヨタ「ライズ(1万220台)」
2位トヨタ「カローラ(8480台)」
3位日産「ノート(7529台)」
4位トヨタ「シエンタ(6831台)」
5位日産「セレナ(6781台)」
6位ホンダ「フリード(6759台)」
7位「プリウス(6659台)」
プリウスが出遅れてしまっている要因として挙げられる理由は。
シエンタやカローラ、ライズ、そして2020年2月10日に発売される新型「ヤリス」の影響が考えられるようです。
シエンタは、2019年上半期の登録車販売台数は5万926台で5位でしたが、同年8月にプリウスを569台差で抑え、ミニバン初の首位(8745台)を獲得した後、9月も連続で首位(1万3558台)にランクイン。9月の同月前年比は185.4%と、驚異的な数字を記録しています。
現行シエンタは2015年7月に登場し、けっして新しいクルマではありません。しかし、ガソリン/ハイブリッドや2列シート/3列シートと選択肢が多く、価格帯も手頃なことが人気の理由のようです。
また、カローラは2019年9月に12代目となるカローラ(セダン)とカローラツーリング(ワゴン)を発売し、セダンタイプはパッケージがプリウスと似ていることから、プリウスのライバルともいわれています。
同じくライズは、同年11月にダイハツ「ロッキー」のOEM車として登場。SUV人気と扱いやすい5ナンバーサイズという手頃さもあって人気を博します。
さらに、新型ヤリスはトヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」から車名変更&大幅進化を遂げた4代目モデルの登場が控えているのです。
新型ヤリスは、現在公表されているWLTCモード燃費で世界最高峰の36.0km/Lを誇ることもあり、「燃費の良さ」をアドバンテージに持つプリウスの販売に影響を与えかねません。
車の性能、手頃な価格帯、ナンバーサイズの手頃さ、新型ヤリスに関しては、プリウスの十八番ともされる燃費の部分で影響を与える可能性があると、プリウスよりも燃費がいいのかもしれません。
トヨタ関係者はこんなコメントをしています。
新規のお客さまは後発で発売されたカローラや今後販売されるヤリスなど、似たような特徴を持つトヨタ内での車種に押されていることも事実です。
昔から愛用している方はプリウスが根付いているようですが、新規で購入する方は違うようです。
プリウス 低迷理由 でも日本人はプリウスが好き
またまたやります!現行プリウス^_^98万円【税込/諸費用別途】https://t.co/qoYN8qBhN3#プリウス #プリウス専門店 #Jオート pic.twitter.com/lPwyrJMR9p
— 川口貴史 (@ldjdesign1116) February 6, 2020
3代目のプリウスでは、2010年、2012年において30万台を超える販売台数を記録し、世界的にもプリウス=ハイブリッド車というイメージがありました。
しかし、現在ではトヨタ内でも他のディーラーにおいてもハイブリッド車があるのは当たり前におり、プリウス=ハイブリッド車というイメージはそれほど強いものではなくなりました。
ですが、プリウスの人気があるシニア層からの信頼が熱いのも確かのようです。
プリウスを購入する65歳以上のシニア層は、全体の約36%を占めています。65歳以上の購入比率が高いクルマはプリウスのほかにも存在しますが、65歳以上のクルマの購入台数でいえばプリウスが最多です。
ただし、プリウスはシニア層だけでなく幅広い年齢層に人気があるクルマです。人気の理由としては、『燃費の良さ』『サイズ感』『運転のしやすさ』『積み重ねたプリウスの実績』であると考えています
プリウスブランド、と言っていいほどプリウスはその実績をあげてきました。
そのブランドの持つ安心感や信頼感が、低迷しているとはいえ今後も人気を保っていける要因になるのかもしれません。
プリウス 低迷理由 事故が多いという評判も
【動画】プリウスの事故がヤバイ 何度もバックと衝突を繰り返し最後に当て逃げ #動画 #プリウス https://t.co/r6xc2DiLkH
— まとめダネ! (@matomedane) February 8, 2020
しかし、ネットではこんな評判も聞かれます。
昨今高齢者が運転するクルマの事故が多く報道されている。その際に流される動画にトヨタプリウスが映っていることが多く、感覚的にプリウスは事故率が高いクルマ、という認識が世間一般に広がっている。
プリウスに乗っているドライバーは運転が下手、無謀な運転をするドライバーが多い、と運転するほうにまで言及している。
そしてプリウスにはこんな呼び名がつけられている。
「プリウスミサイル」
これは、シフトレバーの操作方法が原因と見られている。
どういうことなのか?
誤ってNレンジに入った→Nレンジに入ったと気づかないままアクセルを踏むが進まない(エンジン車だと唸るため気づくがプリウスはほぼ無音のため気づかない)→Nレンジの表示と警告音が鳴る→警告音に驚いて慌ててアクセルを離さないままDレンジに入れる→急に動き出してパニックになる→パニック状態でアクセルを離す判断ができなくて事故を起こす。
シフトレバーの操作誤りによって事故を起こす可能性があります。
またその他にも発進のしかたにも問題があるようです。
エンジン車に比べると静かでいつのまにかスピードが出ていることに気づきにくく、踏み間違えた場合に気がつくのが遅れてしまうことも指摘されている。
確かにプリウスに乗ると発進がかなりスムーズでスピードが出るという印象がありますよね。
車の事故は命に関わるものですので、事故につながりそうな問題に対しては早めに対応してもらいたいものです。
プリウス 低迷理由 おわりに
・プリウス 低迷理由その要因に考えられることは?
・プリウス 低迷理由 でも日本人はプリウスが好き
・プリウス 低迷理由 事故が多いという評判も
についてまとめていきました。
プリウスは日本の車の中でも認知度が高くブランド力がある車種です。
2020年の最後、年間登録車販売台数がどのようになっているのか楽しみですね。
最後までありがとうございました。
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