元k1選手の須藤元気さんが、24日に強行開催された格闘技イベントK-1の観戦者から発熱症状が出たとして、イベントを中止できなかった理由をツイッターで投稿しました。
また、その理由からイベント中止ができなかったことについて政府に対し自粛にともなう補償制度を訴えています。
ちょっと待ちなよ
興行自粛に対して保証するなら他の産業どうなんだよ?旅行業?飲食?風俗?
職業に貴賎はない。けれども取捨選択はしないといけない。それが政治家の決断。本来の仕事。#須藤元気 たしか政治家だったよな?国政担う政治家なら国益を優先しろ。あー立憲か()https://t.co/d8EJyIoFwn— Jimsey🇯🇵🌸 (@Jimsey2) March 24, 2020
須藤元気 訴え!K1観戦者から発熱症状!政府にイベント補償制度を訴えた
須藤元気さんはK-1のイベントが強硬開催された理由について語っています。
「僕が格闘家だった格闘技ブームだった時代と違ってファイトマネーだけで食べていける選手はそう多くありません。それに加えてイベントのキャンセル料を考えると中止するのが難しかったと思います」とK―1が強行開催した背景を推察。
スポーツ報知より引用
確かに須藤元気さんが現役だった頃は、魔裟斗さんや小比類巻さんなど人気選手が多かったですし、K-1だけでなく総合格闘技も含み格闘技全体が盛り上がっていました。
当然ファイトマネーも今と比べて高額なものだったはずです。
現在では昔と比べ格闘技の人気も低迷している中で、選手達のファイトマネーだけでは生活できないという現状が背景にはあるようです。
そういった中でイベントを中止することは選手達にも開催する側にも大きな損失を伴うことになります。そういった理由がイベントを中止にできなかった理由のようです。
イベントを中止にできない他の理由として挙げるならば、損失をどのように対処するか、という事。政府の要請でいろいろなイベントが中止になっている事から、政府は自粛要請によるイベント中止などの影響に伴う損失を補償すべき。という訴えを須藤元気さんはしています。
須藤元気 訴え!感染は自己責任?
運営側は開催に際して「マスク配布、アルコール除菌の徹底」で感染の対策をしていたようです。
できる限りのことはやったという運営側ですが感染者が出てしまったのが現状。損失は出てしまいますが、チケットの払い戻しなど他にも対策があったのではと思いますが、払い戻しができないことで観客はチケット代を損するしかありません。
観戦に来た観客からは「払い戻しができないので来た」と話し、続いて「こういう状況なので感染は自己責任」と話しています。
確かに自己責任ではありますが、こういう状況だからこそどうなのか。という考え方もできます。どれが正解かは言えませんが、今後イベントなど多くの人が集まる場所に行くときにはどういう行動をとったらいいかを今一度考えてもいいのかもしれません。
須藤元気 訴え!元大阪府知事も正当な補償を語る
須藤元気さんの他にもイベントを中止することについて正当な補償をするべきと語っています。
この補償について語っているのは、元大阪府知事の橋本徹さんです。
法に基づかない要請は何も定めることなく権力側のフリーハンド。国民からすると法に基づかない要請の方がよほど強権的。そして政府は何も責任を取らない。今回、K1イベント埼玉アリーナで感染拡大すれば政治の責任。社会防衛のために止めるなら『命令』の上、正当な補償を。
スポーツ報知より引用
また、感染が拡大したら政府の責任、とし自粛要請に関してもツイッターでつづっています。
「法に基づかない自粛要請はこれが限界か。更に危機的状況になったら、緊急事態を宣言し中止を指示するしかない。私権を制限することは国家の権限を強めることの裏返しだが、危機においてはデュープロセスに基づいてやるしかない。それが国民を守ることだ」
スポーツ報知より引用
コロナウイルスの影響によりイベントのみならず色々なお店にも影響が出ていることで、法に基ずく自粛要請、そして自粛要請を出したさいには補償をするという考えを語っています。
まだまだコロナウイルスの感染は収まらないですが、日本経済の影響も考え政府がどんな行動を取っていくのか、これから政府の在り方が試されていかれそうです。
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